大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした
【二刀流の血脈 世界に誇るパワー編】#6
ドジャースで活躍する大谷翔平(29)はいかにして世界屈指のパワーを手に入れたのか。
日刊ゲンダイが過去に連載した「秘話 大谷翔平『二刀流の血脈』」をパワーに焦点を当てて再編し、その軌跡を紐解いていく。【第5回】からつづく。
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23年はパワーでメジャーの頂点を極めた一方で、肉体が悲鳴を上げた。自身2度目となる右肘靱帯損傷だ。
日本時間8月24日、レッズとのダブルヘッダーの第1試合で二回途中降板。精密検査の結果、損傷が判明した。
大谷は開幕前から投打の二刀流でフル稼働した。3月のWBCでは侍ジャパンの3大会ぶりの世界一に貢献してMVPを獲得。米国との決勝から9日後のアスレチックス戦で2年連続開幕投手を務めると、その後は原則中5日のローテで先発登板。登板時も打者として出場するリアル二刀流で、右肘靱帯損傷が判明した24日時点で128試合中、126試合に出場していた。