大谷のホームランダービー出場に待った! 本人は乗り気でも渦巻くMLBとドジャースの思惑
打撃絶好調のドジャース・大谷翔平(29)が日本時間28日に発表されたオールスター(7月17日=テキサス州アーリントン)のファン投票の1次結果で、277万7173票を集め、ナ・リーグDH部門1位。31日からの最終投票では、フィリーズ・シュワーバーとの一騎打ちとなるが、ライバルは同日のマーリンズ戦で股関節を痛めて途中交代したため、離脱すれば大谷の4年連続出場が決まる。
大谷は球宴前日の恒例イベントであるホームランダービーについて「もちろん、やりたい気持ちはある。どの選手もそうだと思う」と、3年ぶりの出場に関して前向きに話した。
もっとも、今季は来季開幕からの投打の二刀流復帰に向けて昨年9月に手術した右肘のリハビリ中だけに「ドクターの許可やトレーナー、チームの承認が必要になる」と慎重な姿勢も崩さない。
いずれもリーグトップの打率.322、25本塁打で打線をけん引する大谷の本塁打競争への参戦に関してロバーツ監督は「スイングが多くなり、激しさも増す。彼はリハビリ中なので、ドジャースの監督としては、より慎重にならざるを得ない」と本音を口にしている。