「なおエ」改め「なおド」の気配…大谷ドジャースは打線不安、救援陣も登板過多気味
大谷翔平(30)のドジャースがおかしい。
MVPトリオのベッツ(31)に続いて、フリーマン(34)が子供の病気のため離脱した日本時間27日のアストロズ戦から1勝3敗。昨31日は今季8度目、今月4度目のサヨナラ負けを食らい、2位・パドレスとのゲーム差は「5.5」に縮まった。
大谷はフリーマンが抜けて以降の4試合で14打数4安打(打率.286)。ここ2試合は無安打が続いている。特派員のひとりがこう言う。
「ベッツに加え、フリーマンまでいなくなったことで、マークが大谷に集中しているのかもしれません。それでも足にスランプはないとばかり、4試合続けて盗塁をマークしてチームを牽引してます。この日のパドレス戦も初回に四球で出塁した大谷の盗塁を起点に5点を取りましたけど、ベッツやフリーマンがいたときのような中押し、ダメ押しがない。ただでさえ登板過多気味のリリーフ陣は援護に恵まれず、踏ん張れない試合が目立ちますね」
打率.311と32本塁打は、依然としてリーグトップ。28盗塁はリーグ3位。打って走ってフル回転しているものの、最近のドジャースはからっきし。昨年までは大谷が活躍しても、テレビのアナウンサーが「なお、エンゼルスは敗れました」と続けることから、大谷の孤軍奮闘は「なおエ」と揶揄されたが、最近のチームの不甲斐なさをみる限り、「なおド」なんてことになりかねない雲行きだ。