照ノ富士が健在なら琴桜&豊昇龍の綱とりチャンスは大幅増…「横綱」という“手柄首”これだけの重み
「それは先場所、準Vだった豊昇龍にも当てはまる。こちらは優勝しても確実に昇進するとは限らない。むしろ優勝して初めて昇進させるかどうかの俎上に載り、その上で内容や星数が審査される。こちらも照ノ富士を倒せば、昇進に大きなプラスとなる」(前出のOB)
その2大関はこの日は明暗が分かれた。豊昇龍は翔猿を真っ向から撃破し2連勝だが、琴桜は阿炎の突き押しに何もできないまま土俵を割り、1勝1敗だ。
「豊昇龍は先場所から続いて、安易に投げを打たない相撲が勝因。琴桜は立ち合いの阿炎の突っ張りで下がらされ、上体が起きてしまったのが敗因」(同)
もちろん、琴桜はまだ1敗なので取り返すチャンスはある。照ノ富士が勝ち続け、休場しないことを祈るばかりだ。
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引退と言えば、先場所限りで土俵を降りた貴景勝は、過去に2場所連続で「優勝に準ずる成績、優勝」しながら横綱になれなかった。いったいなぜか。貴乃花の元弟子だからなのか。日本相撲協会・八角理事長を直撃すると、意外な答えが返ってきた。
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