11月場所休場 横綱照ノ富士が待ち望む「お年玉」は大の里?体はとっくに限界で弱音もポロリ
背負い続けた重荷をようやく下ろせそうだ。
両膝のバクダンと腰痛、さらに糖尿病も患い、満身創痍の一人横綱・照ノ富士(32)。7月場所で目標としていたV10を達成したとはいえ、すでに体はボロボロ。11月場所は案の定、休場した。
稽古も満足にできず、誰が見ても肉体は限界。それでも自分が引退すれば横綱不在の事態を招くことになるので、うかつに辞めることも出来ない。秋巡業からはマスコミにもほとんど口を開かず、喋ったとしてもひと言、ふた言程度。6日の稽古後は自転車に乗って報道陣をスルーしたように、「何も喋りたくない」のが本音だろう。
そんな照ノ富士にとっての希望の星が、新大関の大の里(24)である。192センチ、176キロの自身を上回る192センチ、182キロの巨体を武器に、出世街道まっしぐら。先場所は自身2度目の賜杯を掴んでおり、横綱昇進も時間の問題と言われている。
かねてから、照ノ富士は後継者となる横綱の誕生を待ち望んでいた。昨年の夏巡業中に「誰が上がってきてくれたら」と漏らせば、今年2月の新番付発表の会見でも、「誰かしら上がってきてほしいというのは、正直思っている」と、弱音にも近い本音を吐露していたほどだ。