著者のコラム一覧
菅谷齊東京プロ野球記者OBクラブ会長

1943年、東京都生まれ。共同通信社でV9時代の巨人をはじめ、阪神などを担当。1970年代からメジャーリーグも取材した。野球殿堂選考代表幹事を務めたほか、三井ゴールデングラブ賞設立に尽力。現在は東京プロ野球記者OBクラブ会長。

金田ロッテはキャンプ中に「生理(性処理)休暇」を堂々と導入!監督就任翌年に日本一を達成した

公開日: 更新日:

 キャンプ地で女性と問題を起こし、解雇された選手も出るなど、隠れた事件もあった。スター選手は奥方を密かに呼ぶことが多かった。スーパースターになると地元の女性が放っておかない。経験豊かな金田は先刻承知のことである。

 プロ野球のキャンプは2月の風物詩とあってマスメディアがさまざまな企画を立てる。女性タレントを使うところも少なくない。その女性タレントが帰るとき、拝借したユニホームをたたんで香水をかけていくものだから、おかしくなる選手たちの姿を何度も見た。

 金田は選手の食事に鍋を中心に魚、肉などたらふく出した。前年まで外食していた主力選手が宿舎からまったく出なくなったほどだった。栄養満点となれば、そのはけ口が必要になる。入り口と出口を手当てしたわけである。74年に日本一になったのはそのおかげ、か。破天荒なエピソードは裏面史のA級ネタである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…