初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵
昨年2月、宮城野部屋で、当時現役だった北青鵬が弟弟子に暴力を振るっていたことが発覚。元横綱白鵬の宮城野親方は弟子の暴行を知りつつ協会への報告を怠り、さらに協会の調査に対する隠ぺい工作もバレて、宮城野部屋は無期限の閉鎖処分。横綱照ノ富士(現親方)がいる伊勢ケ浜部屋預かりとなり、現在まで続いている。
「稽古が緩かった宮城野部屋とは対照的に、伊勢ケ浜部屋は猛稽古が名物。横綱を筆頭に尊富士、熱海富士、錦富士、宝富士と関取以上の力士が多い。彼らを毎日相撲を取っていれば、嫌でも力はつきますよ。照ノ富士からは『3年後、5年後のことを考えて稽古をしろ』などと、アドバイスや指導も受けている。照ノ富士が引退する前は胸を借りることもあった」(同)
仮に宮城野部屋が再興することがあっても、伯桜鵬は伊勢ケ浜部屋に“残留”した方がいいかもしれない。
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ところで、記事本文中にも登場する大の里は、綱とりに挑んでいる。仮に優勝を逃し、“優勝に準ずる成績”を残した場合、カギを握るのは「機運」だと、親方衆は口を揃えるが、その「気運」とはいったい何なのか。昇進を左右する“見えない空気”の正体とは──。
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