「つきあいが苦手な人のためのネットワーク術」カレン・ウィッカー著 安藤貴子訳

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 ネットワークづくりというと、取引目当てのイメージが先行して、嫌悪感をおぼえ躊躇する人が少なくない。しかし、昔と違って引っ越し回数も増え、転職も当たり前となった現代においては、同僚や前の雇い主、仕事上の知り合いと連絡を取りつづける重要性は高い。新しいチャンスの入り口として、あるいはアイデアの実現化などネットワークはさまざまな面で役立つからだ。

 有効なネットワークを築く方法を一言でいうならば、長期的視点で「ゆるく連絡を保つこと」である。リストに仕事関係のほか、友人を通して知り合った人、ボランティア仲間、そして助けやアイデアを求めてきた人も加え、定期的に連絡を取っていく。連絡にはSNSを活用し、ツイッターで目にした情報をシェアしたり、「いいね」を送る。これなら、双方共に気楽だ。そして最も大切なのは、必要のないときからネットワークづくりに取り組むことである。

 グーグルで要職を務め、ツイッター社の元編集トップの著者が、SNS社会で大切な人間関係を構築・維持する秘訣を伝授。

(CCCメディアハウス 1600円+税)

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