<100>海からの流木が無尽蔵な山と化す
週明け、車で海上保安学校に出勤した桃地は正門に入ったところで思わずブレーキを踏んだ。
まっすぐ本館へと伸びる道の両脇には、芝生が整備されたグラウンドがある。
いま海側のグラウンドは、海から引き上げた流木が積み上げられていた。木の根や枝、葉っぱがついたままの木が無…
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