<115>桃ちゃんと一日でも長く生きたい
桃地は流木のブランコの隣に座る余命わずかな彩子に、言い聞かせる。
残された一日一日を、精一杯楽しもう、と。
「次の春が巡ってきたら、目をキラキラさせた新入生たちが入ってくるんだ。送り出したやつらの現場での活躍も仕入れてきて、彩子さんに聞かせるよ」
うんうん…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,128文字/全文1,268文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】