「いいよな~女は」生理休暇中の“心無い一言”5選。取得をためらう理由がここに…
生理休暇をとりにくい…周りからの心無い一言5選
生理の痛みや不快感には個人差がありますよね。中には立つのもやっとなほど、腹痛や貧血などに悩まされる人もいるでしょう。しかし、生理休暇をとりづらいのが現状。そこには“周りからの心無い一言”が関係しているようです。
上司や同僚が生理時に起こる体調不良を理解していない、あるいは軽視している場合は、生理休暇をとりづらいでしょう。
こんな心無い一言を言われたら、無理して出勤してしまうのも無理はありません。
1. 病気じゃないんだから
「入社してすぐのとき、生理痛がひどかったので上司に欠勤連絡を入れたのですが、そのとき『生理は病気じゃないんだから次からは休まないようにね』と言われました。
なのでそれ以降は薬を何度も服用しながら出勤しています。酷いときは起き上がるのもしんどいので、毎月生理のときは過酷な毎日です」(34歳・保険)
生理休暇の制度がある会社なのにとる人がいないとのこと。その原因は、上司からのこうした一言があるからでしょう。ちなみに「生理は病気じゃないんだから」と言い放ったのは男性上司だそうです。
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2. もっと酷いけど休んだことない
「あるとき生理休暇を2日とったんですけど、出勤したときに先輩から『私は〇〇ちゃんより症状がもっと酷いけど休んだことないよ』って言われました。
それだけ自分は頑張ってるよっていうアピールなのか、それとも生理休暇とるなんていいご身分だねっていう嫌味なのか分からないですけど、それからはとりづらくなっちゃいました」(30歳・会社員)
この一言はどちらの意味でもありそうですね。『〇〇ちゃんもとってるなら私もとってみようかな?』とポジティブな意味であるとよいのですが…。
3. そろそろ生理くるんじゃない?
「生理痛が酷くなったので、半年ほど前から生理休暇を取得するようになりました。あまり長い期間仕事に支障を出したくないこともあって、通院もしています。
ただ生理休暇をとる際、承諾を得るために男性の上司へ申請を出さなければいけないのですが、つい先日その上司が『そろそろ生理くるんじゃない?』って言ってきたんです。それがすごく嫌で嫌で。
申請が必要なので生理周期が把握されてしまうのは仕方ないですけど、そうやって言われるとセクハラに感じて気持ち悪い。休暇もとりにくくなりました」(31歳・金融)
上司としては「そろそろ生理休暇が必要になるんじゃない?」といった意味での発言かもしれませんが、女性側は気持ち悪く感じてしまいますよね。毎月取得するとなると生理周期を把握されてしまうわけですから、その点も休暇をとりづらい原因でしょう。
4. ずる休みじゃないよね?
「生理休暇の制度が会社にあるので、貧血がひどいときは普通に取得していました。ですが、ある日同僚から『ずる休みじゃないよね?』って笑いながら確認されたんです。それからとりづらくなっちゃいました。『周りもずる休みじゃない? って言ってたよ』って聞いたので余計ですね」(29歳・販売)
本当に生理が理由でも、「また周りからずる休みだと思われるのかな…」と考えたら休みづらいですよね。
5. いいよな~女は
「生理休暇をとろうとしたら、同僚の男性から『いいよな~女は! そうやって定期的に休みがとれてさ』と言われました。結構大きな声で言われたので周りにも聞こえていたのですが、他の男性たちも頷いたり笑ったりしていました。
それからとりづらくなったし、他の女性たちも『あんな風に言われたらとるにとれないよね』と言ってます」(40歳・不動産)
男性には生理がないため休暇を取得する女性に羨ましさがあるのでしょう。しかし、生理に悩まされている女性からしてみたら「痛みやしんどさがなくていいな」と、男性に羨ましさを感じますよね。
まだ生理休暇は定着していないのかも
これらの心無い一言を見ると、生理休暇をとることの難しさや取得率の低い現状に納得。生理休暇を気軽に、当たり前にとれる時代になるにはまだ時間がかかりそうです。
(コクハク編集部)