「夏子の酒」主題歌がヒット 熊谷幸子さん「印税は悪い人に…」

公開日: 更新日:

「ワタシはコードがコロコロ変わったり、音域が広い曲を作るせいか、歌える人がいなかったんです。それで自分が歌う羽目になりました、ハハハ。なので、休業した時は、歌手をしてた無理がたまって、疲れてたんですね。結婚を言い訳に家にひきこもって、ゲームばかりしてました。夫が朝5時ぐらいに帰ってくると、そこから飲みながら話し込む。でも、そんな生活にも飽きて、このままでいいのかなあと思ってたところ、39歳で男の子を授かった。今は遅く寝ても朝6時ごろに起きて子供のお弁当を作り、朝ご飯食べさせて送り出し、二度寝して、という生活です。その子ももう中学1年生。実家の母が子育てを助けてくれたので、今はワタシが同居して、要介護1の母の生活を手伝ってます」

 83歳の父親、80歳の母親と約10年前から2世帯住宅で暮らしている。

 さて、熊谷さんは高校を卒業して専門学校で学んだ後、フィリピン資本の船会社のOLに。会社勤めをしながら、25歳から松任谷正隆主宰の音楽スクールの作曲コースに通学。才能を見いだされて楽曲提供を始め、92年、「恋の色」(東芝EMI)で歌手デビュー。94年、「夏子の酒」の主題歌「風と雲と私」がヒットした。

「当時はドラマの主題歌=ヒットが約束されてた時代。主題歌に採用されるのはなかなか大変で、ホント、幸運でした。印税? 当時、付き合ってた悪い人に使ってしまいました、ハハハ。高いレッスン料を払ったからこそ、真逆のタイプの、今の夫の良さに気付けたんだと思います」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド