島田秀平さんの“名付け親” 手相の師匠「原宿の母」の素顔

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 手相を見るピン芸人として活躍する島田秀平さん(41)。原宿の母(菅野鈴子さん)との出会いで手相占いの道へ踏み出したが、秘蔵写真は、その師匠と初めてテレビで共演した時のもの。本当の母のような関係を語ってもらった。

  ◇  ◇  ◇

■手相を教わりに行くという名目でご飯を食べに…

 写真は今年の「ワイドナショー」(フジテレビ系)の新年の放送で、共演した後の一枚です。見てわかると思いますが、すごく小さいオバちゃんです(笑い)。でも、僕にとっては師匠であり、文字通り“母”です。

 出会いは2003年。原宿の母主催のイベントに僕らのお笑いコンビが出演した時。途中で手相を見る時間があって、その時、母から「あなたは手相を見る力がありそうだね」と言われたんです。僕は霊感なんかなかったし、占いにうさんくさい印象を持っていたから、「あるのかなぁ」くらいしか思ってなかった。

「教わりに来なさい」と言われ、興味はなかったけど原宿の母の占いの店に行くとご飯を食べさせてくれるので、手相を教わりに行くという名目でご飯を食べに通ってました(笑い)。とにかくやさしいオバちゃん。「秀平くんは手相を見る力があるから、頑張った方がいいよ~」と励ましてくれて。

 数年後に、軽いノリで「代々木の甥」と名付けてもらったのですが、翌年にコンビが解散し、そこから手相を見る芸人になる決意をして必死に勉強しました。

 最初に深夜の「草野☆キッド」(テレビ朝日系)に出させてもらった時、草野仁さんの手相を見て「エロ線があります」と言ったら、「何だ、エロ線て!」と盛り上がりました。手相にエロ線やKY線とか独自のネーミングを考えてました。次に再登場した時は視聴率がバン! と上がったらしい。

 スタッフさんは「島田くんが話してる時は視聴者がリモコンを置いて自分の手相を見てるからチャンネルを替えないのではないか」と分析してました。「これはいい芸風を身に付けたかも」と思いました(笑い)。

 手相占い芸人として仕事が増え、僕がテレビに出始めたら、原宿の母はメチャクチャ喜んでくれて、占いの本を出した時は何冊も買って自分の店に置いてくれました。みんなに売るんじゃなくてあげてた。本当にお母さんみたい。

 その後、雑誌の取材や対談で母とご一緒するたび、「一緒にやれてうれしいねぇ。ありがたいねぇ。みなさんに感謝」といつも泣いちゃうんですよ。

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