板谷由夏さん スペイン南部“鈴なりのオリーブ畑”で開眼
アンダルシアの生産地でバンバン食べて飲んで
女優、キャスターとしても活躍し、家庭では2児の母でもある板谷由夏さん(43)。2017年にはオリーブアンバサダーを務めたが、1年前にスペインの南、アンダルシア地方のコルドバにあるオリーブの生産地を訪ねることができた。まるで果実ジュースのような、搾りたてのオリーブオイルの新鮮さに驚き、思わず撮ってもらったのがオリーブの実に囲まれたこの一枚。
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オリーブアンバサダーは17年に家庭の食卓を守る主婦の代表として任命された。就任を機にオリーブのジュニアソムリエの資格を取得するために学校にも通った。
「料理は好きだけど、勘任せでしたからね。オリーブオイルにもワインと同じように生産者がいることを学び、本当のオリーブオイルのことを知るいい機会になりました」
公式行事ではコンテストの審査員も務めた。
「コンテストで世界中のオリーブオイルの試飲をし、オリーブオイルは私が思っていたものとは全然違うって思いました」
そして、現地に出かけたのは1年前。
「アンダルシアには10日間滞在しました。私は福岡出身ですが、コルドバは九州の田舎っぽい感じがしました。街で接する人々が朗らかで、おばあちゃん家を思い出してしまいました」
日本ではスーパーに行けば、どこででもオリーブオイルを買うことができる。だが、板谷さんいわく、「実を摘んでから30分~1時間以内に工場に持っていって、一気に搾って瓶に詰めたものが本物のエキストラバージンオイル。オイルっていうけど、実際はオリーブの果汁。オイルというよりジュースなの! だからそのまま飲める!」。
現地を案内され、どこからどこまでがオリーブ畑なのかわからない広大な大地、目の前ではオリーブの実が鈴なり……。コルドバで見たオリーブの木は実に手が届く低い種類だった。そんな中でフレッシュなオリーブオイルを味わい、アンダルシアの開放感の中でイメージショットのようなステキな写真を撮ることができた。
「出かけたのは昨年の1月ですが、5月か6月にはオリーブの白い花が咲くんですって。畑一面が雪が降ったみたくなるそうです。機会があれば、ぜひ出かけてみたい!」
現地ではバンバン食べた。干しダラとオレンジをオリーブオイルであわせただけのサラダ、魚介類いっぱいのパエリア、スペイン風オムレツ……。
「生のお魚とか、何にでもかけちゃう。いい素材と塩とオリーブオイルだけの“豊かな”食事。白ワインがガンガン進んじゃうんですよ! ずっと飲んでました(笑い)」