モノ作りには団結が必須 さんまに学ぶ場の空気の和ませ方
法則3=まず現場の雰囲気をよくする
どんなビジネスでも、ヒット商品は、良い組織や良い現場から生まれるものだ。
「チコちゃんに叱られる!」のプロデューサー・小松純也(52)にとって、良い現場とはどういうものなのか。
「モノを作る時には、皆が一つの方向を向いていることが大事だと思います。例えば笑いのネタを詰めている間、スタッフが2時間現場で待つということがあります。セットも立って、カメリハもやったのに待たされるということもある。2時間もう一遍考えて構築しなおすことで、さっきのリハーサルより断然面白いものになるということが理解できていれば、待てるんです。面白いものを作るために、この時間は無駄ではないんだ、ということを皆が分かっていれば、スタッフは面白くなるよう全力を尽くします。逆に、もの作りではよくある場面なのでしょうが、皆がバラバラになって、これはいったい何をやっているんだという状況が起きてしまうと、面白いものは生まれないように思います」
バラエティー番組を作る場合、お笑い芸人やタレント、俳優など演者の性格によって現場の雰囲気も大きく変わるそうだ。