著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

カップ麺を手に持ち取材に応じた梅宮辰夫さんのおおらかさ

公開日: 更新日:

 大物俳優、梅宮辰夫さん(享年81)が亡くなってから1週間が過ぎた。芸能界でも悲しみとその死を惜しむ声が相次いだ。

「優しい人」という声が多かった。

 その通りだと思う。われわれマスコミ関係者も梅宮さんにお世話になった人が多く、残念な思いでいっぱいだ。梅宮さんが以前から別荘として使っていた神奈川県の真鶴の自宅で闘病していることは伝わっていた。週3回の人工透析を続けていて、もちろん、大変ではあろうが、日常生活は続けていけると認識していただけにショックだった。

「優しい、いい人」という評判はその通りだが、長く取材をしている中で、僕が若い頃、単純に映画の取材でお会いしたこともある。当時の任侠映画、ヤクザ映画の取材だった。広島の街中でのロケで、たくさんのヤジ馬の中に明らかに“ソレ”とわかる集団がいたが、カメラの前に立つ梅宮さんはそれ以上に怖い雰囲気だった。役柄に入り込んでいるからであり、若い僕は怖くて近寄れなかった記憶がある。

 それから何十年かが過ぎた。梅宮アンナの恋愛に絡んだ取材に行ったこともある。梅宮さんは、言い方は悪いが、“捕まえてしまえば必ず答えてくれる”存在だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」