ジャニーズJr.の犯罪行為 粉骨砕身のタッキーでも機能不全
■滝沢副社長は心労でゲッソリ
違法賭博の山本は2001年に入所。20年近くジュニアにいて、ダンスの腕前に定評があった一方、「やんちゃ」でも知られていたという。「週刊文春」によると、女性関係も派手で、本命彼女以外の美女2人とホテルに入っていく様子も伝えられた。ジュニアの監督・指導を担当する滝沢秀明副社長はそうした山本の行状について、全く知らなかったのだろうか。ジャニーズ担当のベテラン記者が言う。
「素行については常々、厳しく注意していると思います。退所した手越祐也が緊急事態宣言下の4月下旬に女性を集めてのパーティー開催を報じられたときは『ちゃんと皆やろうとしているのに何だよ』と激怒し、手越に『すべての芸能活動の自粛』処分を下し、ジャニーズの全タレントによる期間限定ユニットから手越を外した。言葉だけじゃなく、タッキーは行動でも厳しく管理しようとしています。そういう疲れもあってか、痩せてげっそりしていますが、今後、無自覚、無節操を繰り返す者にはさらに厳しい姿勢で臨むはずです」
ジュニアとはいえ、先輩グループのステージでバックダンサーを務めたりしている者が多い。ちょっと人気が出ると、たとえばNHKの番組収録の際、渋谷の放送センター周辺にファンの女の子が並び、プレゼントを手渡す光景が見られたりする。
それでデビューし、売れていけばいいが、それはほんの一握り。いつまでも日の目を見ることもなく、くすぶっていれば気持ちがすさむのも無理はない。ジュニアという育成システムが“機能不全”に陥っている。