NiziUに早くも急ブレーキ…J.Y.Parkのカリスマ性に疑問符
■変わりつつあるガールズグループのトレンド
正式デビュー前で大きな実績がないにもかかわらずNHK紅白歌合戦の初出場を決めたり、年末恒例の流行語大賞の最終選考に「NiziU」が残った。こうした現象を見て“第4次韓流ブーム”と呼ぶ評論家もいたが、冷めた目でみていた音楽関係者もいる。
「4、5年前に立て続けにデビューして一世を風靡したTWICEやBLACKPINKといったガールズグループの流行が曲がり角に差し掛かりつつある、というのが音楽業界における共通認識です。分かりやすく言えば、K-POPに限らずこの手のガールズグループが日本の音楽ファンの間で飽きらつつあるということでしょう。その象徴といえるのがE-girlsです。“KARAや少女時代に負けない歌って踊れるグループ”というポジションにいましたが、今年末、静かに解散します。ガールズグループを取り巻くトレンドは大きく変わりつつあります」(レコード会社関係者)
NiziUのプロデューサーであるJ.Y.Parkことパク・ジニョン氏(49=以下JY)は、“カリスマ”などと絶賛されているが、今回のNiziUのプロデュースに関しては「迷い」も感じられた。JYはTWICEの仕掛け人でもある。NiziUを世界的グループにしたいなら、TWICEのようにメンバー全員を日本人にするのではなく、韓国人、台湾人などを加えた多国籍グループにする方が自然だし、その方がプロモーションをしやすかったはずだ。