「怪演女優」松本まりかは21年前から才能を開花させていた
松本まりか(36)は2018年に放送されたドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)で注目を集め、魔性の女や悪女を憑依しているかのように演じる「怪演女優」と呼ばれた。昨年はドラマ「妖怪シェアハウス」(テレ朝系)などで活躍して、本格的にブレーク。年末の「絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!」(日本テレビ系)にゲスト出演、今年1月にはドラマ「教場Ⅱ」(フジテレビ系)で木村拓哉と共演した。
1984年9月12日生まれ、東京都出身の松本まりかは、現在36歳。女優のブレーク年齢としては遅いが、彼女のことを「遅咲き」とは思わない。
彼女はドラマデビュー作「六番目の小夜子」(NHK・2000年)から既に片鱗を見せ、10代の頃からすてきな花が開いていた。だが、その花が世間の人たちに「見つかる」までに少し時間がかかった。
松本まりかに初めて雑誌の取材で会ったのは今から21年前だった。当時、彼女は高校1年生で、好きな言葉を聞くと「おはよう」と答えたのが、印象的だった。その2年後、表紙や巻頭の人選を担当していた「girls!」(双葉社=現在は休刊中)というアイドルムックの表紙に松本まりかを選んだ。雑誌の表紙を彼女が飾るのは、かなり早かったと思う。