岡田准一は異色の経歴…V6解散も“サクセスストーリー”がジャニーズの指標になる

公開日: 更新日:

 14歳で入所から3カ月後にデビューした岡田は、95年当時でジャニーズ史上最年少・最速デビュー。そのため下積み経験は少なく、ジャニーズJr.として先輩のバックダンサー経験は数える程度。ほかの5人と比べてキャリア・年齢・経験の差は歴然だった。

「周囲から怒られ過ぎたため、『最初の3年間は記憶がない』ほど精神的に追い詰められ、10代後半から20代前半は食事もしなくなり、最低限の糖分摂取のために角砂糖を食べながらしのいだそうです。当時のことを岡田自身は『シュガー期』と呼ぶほどの暗黒期だったんだとか」(前出の業界関係者)

 そんな岡田に俳優としての機運が高まりはじめたのは21歳の時。宮藤官九郎脚本・演出のドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS系/02年)の主演だ。クドカン独特のギャグとドラマの絶妙な演技でアイドルから俳優としてステップアップ。これを機にドラマ「SP」(フジテレビ系/07年)シリーズでは、肉体改造とアクションに開眼。カリ(エスクリマ)、ジークンドー(截拳道)、USA修斗のライセンスを取得するまでになっていった。32歳でNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(14年)の主役を演じ、翌年の「第38回日本アカデミー賞」で、「永遠の0」(13年公開)が最優秀主演男優賞、「蜩ノ記」(14年公開)が最優秀助演男優賞と、アカデミー史上初のダブル受賞となり、俳優としての地位を確かなものにした。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  3. 3

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  4. 4

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 5

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  3. 8

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  4. 9

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  5. 10

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ