“花の80年組”原めぐみさん 今は経営者とタレントの“二刀流”美魔女!「先週もナンパされた」
原めぐみさん (61歳/元アイドル)
同期は松田聖子、河合奈保子、田原俊彦、近藤真彦……。アイドル全盛期、“花の80年組”のひとりとして音楽チャート番組を彩った。大ヒット曲にこそ恵まれなかったが、1980年代後半から90年代にかけてワイドショーや情報番組のリポーターとしても活躍。92年の引退後は輸入家具ショップを経営し、女性経営者として話題になったものだ。さて、今どうしているのか。
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都内・浅草のカフェ。待ち合わせ場所には、ひときわ目立つ女性が……。原さんだ。御年61。失礼ながら、とても還暦オーバーには見えない。
「あら、お世辞でもうれしいわ。コスメを研究したりジムに通ったり、サプリにも凝ってて、それと腸活を考えた食事……。そのおかげか、先週も青山で40代前半くらいのダンディーな方にナンパされたんですよ。フフフ」
テーブルのパーティション越しにもフェロモンがブンブン飛んでくる。まさに美熟女だ。
「近況から言うと、昨年11月24日にデビュー40周年記念CD『Let's Begin~あきらめないで~』をリリースしてライブ活動を再開したばかり。この曲が1月4日から放映中の医療系ギャグドラマ『GODドクター』(千葉テレビ他/毎週火曜24時30分~)のオープニング曲に採用され、そのご縁で看護師役で出演してますよ」
「Let's──」の作詞・作曲は原さんご本人。プロデューサーのビクター・ニューマンさんはSEKAI NO OWARIやORANGE RANGEの楽曲も手がける気鋭だ。
「新型コロナで閉塞感いっぱいのご時世だけに、『夢を諦めない』『一歩前に踏み出そう』がテーマの明るい曲です」
1月22日には、都内・中野ブロードウェイにあるCDショップ「中野名曲堂」でインストアライブを行った。
「直前にまん延防止等重点措置が適用されましたから、客席数を減らしてアルコール消毒に検温を徹底。ステージと客席との間にアクリル板を設置しました。思いっきり歌えないのが残念でしたが、お客さまのお顔を拝見しながらで本当に良かったわ」
輸入家具店は3年前にネットショップに特化
ところで1998年に開店した輸入家具ショップは?
「家賃や諸経費を考え3年前、実店舗を閉めてネットショップに特化しました。新型コロナ禍の前に業態変更して大正解。ホント、ラッキーでした」
こんな原さんだが、アイドル時代は順風満帆だったわけではない。テレビ東京のバラエティー「クイズDEボーイハント」の主題歌「ボーイハント」でデビューした80年は、松田聖子、河合奈保子、柏原芳恵、岩崎良美ら実力派が目白押し。生き残りはさぞかし大変だっただろう。
「そうなんです。東京大学アイドルプロデュース研究会主催の『'80アイドルコンテスト』で『グラフィティーギャル』に選ばれ、82年にはテレビ神奈川のイメージガールに選出されて追い風は吹いていたんですけどね。現実はチョー厳しかった」
昨年7月に亡くなった元CBS・ソニーの名プロデューサーの酒井政利氏に見込まれ、原江梨子と改名してシングル「唇に悪夢」で再デビューしたのは86年。
「25歳でしたから、酒井さんから『キャピキャピしないで、どこか陰のある哀愁を帯びた表情で』と厳命され、テレビに出てもずっと黙ってました。私のキャラじゃないのに(笑い)」
シングル3曲をリリースするも波に乗れなかった。だが88年に人気バラエティー「独占!女の60分」(テレビ朝日系)のレギュラーリポーターに抜擢され、風向きが変わった。
「体当たりリポートが大ウケして他局からも呼ばれるようになりました。当時は予算が潤沢で海外ロケはほぼ毎月。92年のスペイン・バルセロナ五輪の公式聖火ランナーに選ばれ、セビリア郊外を走ったのが懐かしいです」
その後、結婚を機に引退。前述のように98年から輸入家具ショップを経営していたが、2008年リリースのオムニバスCD「音壁JAPAN」(ソニー)に原さん歌唱の「涙のメモリー」が収録され復帰。13年から都内のコミュニティーFM・レインボータウンFMでレギュラー番組を持っている。
「『原めぐみのEN♥JOYトーク』という毎週木曜17時からの公開生放送番組です。ぜひスタジオ前に遊びに来てください」
また4月14~16日、渋谷・伝承ホールで開催される舞台「サムガールズ」に主演の予定だ。
(取材・文=高鍬真之)