美智子さま、雅子さま、眞子さんが心の病に…男尊女卑の皇室は内側から改革できるのか

公開日: 更新日:

 これまで見えなかった皇室の問題が、「眞子さんの乱」で一気に噴出するようになり、放っておけば皇室を危機に陥れかねないと述べたが、問題を解消していくには皇室そのものが変わっていくしかないように思う。皇室の改革である。とはいえ、果たしてそんなことができるのだろうか。

 皇室には「オモテ」と「オク」があることは述べたが、「オモテ」というのは儀式や政府との調整、メディア対応といった、いわば公務に関わる分野である。「オク」というのは天皇家の日常生活、つまりプライベートな分野だ。

 まず「オク」にはどんな問題があるかを考えてみたい。

 これまでも述べたが、皇位継承は男系男子と定めているせいか、皇室は男尊女卑の社会だといわれる。結婚すると皇室の外に出て行くのは女子だけ。「血のケガレ」という偏見によって生理中の女性が儀式などから排除されるのもそうだ。「即位の礼」という重要な儀式に皇位継承権のない皇后をはじめ女性皇族は参加できない。皇室は「ジェンダー平等」にはほど遠い世界なのである。

 戦前は民間でも男尊女卑は当たり前で、男の子を産めないと離縁されかねない社会だったから、外から皇室に嫁いでも違和感はなかったが、戦後になると社会が大きく変化し、眞子さんのように自由な一般社会を知ると宮中がいかに窮屈かが身に染みるのだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」