教え子に好きな女性タレントを答えたら「イガワハルカ…。だ、誰ですか?」
同志社女子大学で教壇に立つ影山貴彦氏が、学生たちとのやりとりから見えてきた「当世メディア論」を語る。
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放送マンから大学教員に転じ、20年が経ちました。将来メディアの世界にはばたくことを希望する女子大生たちと日々向き合っています。彼女たちの言動から意外な発見をすることがとても多く、私自身のメディア研究をする上で大いに助けられています。もちろん、戸惑うことも数多くあるのですが。
先日、講義おわりで新入生3人と雑談していました。ひとりの教え子が突然にっこり笑って、「センセっ、好きな芸能人のタイプはどんな人ですか?」と聞いてきました。女子大ということもあるのかもしれませんが、この質問は定期的にあります。別におっさんど真ん中世代の私の好きなタイプを彼女たちが本気で知りたいわけはありません。それくらいのことは、教員生活20年で十二分に学習しています。
過去の経験から、大体このあたりのタレントを言うと教え子の受けがいい、という知識も得ています。逆に「地雷」というと失礼ですが、「え~、そんな人が好きなんですか! 引くわ~っ!!」となる場合もあるので気をつけなければいけません(笑)。若き女性から好感を持たれる女性タレント、逆に嫌われがちな女性タレントの傾向が、転職してから肌感覚でわかるようになりました。