国民の反対が半数を超えても安倍元総理の「国葬」を強行するのか
安倍元総理の国葬に対して賛否を問うアンケートで反対意見が50%を超えた。少なくとも国民全員が両手を挙げて賛成しているわけではないということがはっきりとした状況で、それでも政府は国葬を強行するのか。
「安倍氏が嫌いだから反対するのだろう」というくだらない言説は聞くに値しない。こちとらそんな狭い了見で話していない。死者が弔われるのは当たり前だ。ただの葬儀なら何も反対する理由はない。それが「国葬」という、実は法的になんの規定もない、それでいて行われれば国を挙げての大行事になり、国葬された個人は日本を代表する大偉人、歴史に名を残す大政治家という称号が与えられるであろうことが問題なのだ。何よりもそのことで功罪の功ばかりが強調され、罪の方の検証がおざなりになるか、あるいは終わってしまう可能性があるのはさらに問題だ。
連日、旧統一教会と政治の関係で新事実が報道される中、衝撃的なニュースがあった。北海道テレビが放送した伊達前参議院議長の生々しいインタビュー。2016年の参院選で比例区の宮島候補に統一教会票を回して欲しいと安倍氏に伊達氏が依頼し、「わかりました。ちょっと頼んでアレしましょう」と答え、結果当選。今回の参院選でまた頼んだら、「悪いけど、井上をアレする」と断られ、結果宮島氏は辞退。井上氏は当選した。これはつまり安倍氏が統一教会票を取りまとめていたという驚愕の証言だ。