旧統一教会と安倍元首相銃撃問題…見ている事実を積み重ねれば、事の真相は明らかだ
ああ、もうこれも何度も言うことだが、山上容疑者の肩を持つわけでも、安倍氏の死を因果応報などと言う気持ちもさらさらない。しかし、統一教会の名称変更から明らかに教会への捜査が緩くなったのは事実だ。警察人事や司法人事に官邸が介入した。そして、伊藤詩織さんのレイプ犯逮捕の揉み消しなどの権力の私的乱用が続いた。そのことが警察の力を劣化させていき、要人警護のレベルも低下させた。
しかも1週間前に野党議員が同じ交差点での演説を申請したら警備上の理由で許可は下りなかった。そこに長野の候補者のスキャンダルを嫌った安倍氏が急きょゴリ押しで奈良にやってきた。これらの事実の積み重ねがなかったら。いや、そもそもあらゆることのゴリ押しを通してきた「言い出したら聞かない」子だった安倍氏の横暴を全て通してこなかったら。
そして何よりも安倍氏が、関連団体のビデオレターで代表に敬意を示すという一線を越えていなければ。
いやいや、それらの傲慢の一つ一つを、諭し、やめさせるイエスマンではない存在がそばに居さえすれば。
どれか一つでも違っていれば、あの凶行は起きなかったのではないか。いや、今日は断言するのだった。あの事件は決して起きなかったのだ。