“鬼軍曹”村井美樹さんが目指す 鉄子の娘と鉄道&100名城の全制覇!
村井美樹さん(タレント・女優/42歳)
雑学などのクイズ番組や「ローカル路線バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅」(テレビ東京系)の鬼軍曹としておなじみの村井美樹さんは鉄道と城が大好き。死ぬまでにやりたいことは日本の鉄道の全線と100名城の制覇。それを娘と達成したい!? 鉄道旅と城の楽しみ方を語ってくれた。
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昔も今もソフテツ(ソフトな鉄道好き)です。マニアな方たちは鉄道のメカニカルな部分や車両番号まで詳しいですが、私は覚えてもすぐ忘れちゃうんですよね(笑)。乗って鉄道の旅を楽しむ「乗りテツ」タイプです。
もともと、鉄道好きになったきっかけは漫画「鉄子の旅」(作・菊池直恵)との出合い。究極の鉄道オタクの横見浩彦さんが女性漫画家を鉄道の旅に連れ回すというノンフィクション漫画で、2006年くらいから私がゲストで出るようになり、新シリーズではレギュラーに。あちこち連れて行ってもらううちに「鉄道は楽しい!」とハマっていきました。
その後は旅番組のおかげでいろいろ乗せてもらえて。今回の取材のお話をいただき、プライベートもあわせて今までどのくらいの路線を乗ったのかを地図を見て思い出してみました。たぶん日本の半分以上。3分の2までいかないくらいと思います。
だから約16年で半分ですから、全線制覇の夢はあと15年くらいはかかるかなと。でも、今までは乗りやすい路線も多かった。聞いた話では全線の8割は達成できるらしいですが、残り2割は難しいらしい。例えば、1日に3本しか走らない線とか、盲腸線や臨時駅もありますし。
過去に乗った線で「すごいところに来た」と思ったのは北海道・釧網本線の網走駅から知床斜里駅間。冬は車窓からオホーツク海の流氷が見られて、流氷に近づくと「バーン!」とぶつかる音や「ぎしぎし」と擦れ合う音がするんです。
自分の住む町にある鉄道からつないでつないでここまでたどり着けるのか! と驚きでした。
そういう景色もあれば、ぼーっと眺めて癒やされるようなのどかな景色も見られます。私は都会暮らしが多かったので、ローカル線に乗ると車窓からの景色がのんびりしていて、たまっていた疲れやモヤモヤした気分が洗い流される。それが私にとっての鉄道旅の魅力です。
娘は3歳ですが、0歳の頃からあちこち鉄道旅に連れて行ってます。私としては徐々に鉄子への道を進ませて(笑)、できれば一緒に旅して全線制覇をかなえたい。