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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

インボイス制度に物申す! まるで農民の年貢だけは厳しく取り立てた時代とそっくり

公開日: 更新日:

 インボイス制度がわからない。いやほんとに調べてもよくわからない。どうやらフリーランスで働く人が直接影響を受けるみたいだが、その人たちの中で一体何%の人が理解しているだろうか。

 インボイスというから「うちなる声」と思ったらそうじゃなかった。in(接続)とvia(道)から出来た「送り状」という意味で「請求書」のことである。

 商品を買うと我々は消費税を払う。その消費税を商店が国に払う。しかし商店も仕入れでは物を買って消費税を払っている。だから課税増で経営を圧迫しないように売り上げの消費税分から仕入れの消費税分を引いた額を負担すれば良くなっている。

 しかし今は消費税8%と10%が混在している。8%で仕入れた物を10%で仕入れたと申告して税金をゴマカすやつも現れた。そこでここの書類をはっきりさせ、埋もれた税金をさらに徴収しようとなったわけだ。取引先にインボイスの登録番号を与え、その請求書がなければ、企業は仕入れの控除が認められなくなる。

 さてここに免税事業者という人々がいる。前年度の課税対象売り上げが1000万を下回る事業者で、消費税を免除される。この人たちがインボイス登録するかしないかの岐路に立たされている。しかしインボイスに登録するには課税事業者にならなければいけない。

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