「鎌倉殿」佐藤浩市の息子・寛一郎の怒りの演技が話題 時代を超えた“父子競演”の妙味
時代を超えた“父子競演”、そして、現実とリンクしたかのような配役の妙に、「上総介(佐藤浩市)を陥れた遠因でもある北条義時、その義時を討つべしと怒りを燃やす公暁役が、寛一郎さんなんだもんねー 父ちゃんの仇だ!やっちゃえやっちゃえ!」などとネット上はザワついた。
「鎌倉殿」を巡っては、存在感たっぷりに北条泰時(坂口健太郎)の妻・初を演じている哀川翔(61)の次女の福地桃子(25)も話題となったが、またも2世俳優の心にくい起用である。テレビコラムニストの桧山珠美氏はこう話す。
■2世どころか3世の目力
「寛一郎さんは、他のドラマでも見ていましたが、とにかく濃くて大きな顔で、むしろ舞台映えする印象なので、今回はハマり役なのでは。現代劇より時代劇が似合いそうな感じですね。坊主頭も似合っていてインパクト絶大。2世どころか、三国連太郎から3代続く目力はダテじゃありません」
桧山氏は続ける。
「配役が粋で遊び心にあふれているのは、さすが三谷さんですね。今後、歴史的な名場面がやってくるかと思うとワクワクしますね」
放送も残すところあと5回。クライマックスに向けて鎌倉はさらに激動しそうだ。