元「幕末塾」沢井小次郎さん ハリウッドメジャー映画プロジェクト代表に転身していた
画家というのは若い頃からの夢のひとつで、さまざまな素材や技法でアート作品を制作しているのだという。作家は、映像作品の原作・脚本執筆。幅広く活動しているのだ。ハリウッドメジャー映画プロジェクト代表とは?
「私が企画・脚本を手がけたファンタジー映画『Running Fish』が、9年前、『ゴッドファーザー』などを手がけたハリウッドの大物映画プロデューサー、ロバート・エバンスに認められ、製作や配給などすべての権利を私が持つかたちで契約したんです。今、プロジェクトの土台を固めているところです」
話が壮大すぎて、頭がついていかないぞ。そもそも、なぜハリウッドを目指し、しかも俳優ではなく製作なのか。
「『幕末塾』で活動していたときから、日本の芸能界は大きな事務所に忖度したり、大手広告会社や事務所が出来レースを仕組んだりして、才能のある人間が平等な競争の下で活躍できない構図になっている、と思っていました。そうではない環境をつくり、俳優もスタッフも安心して作品作りができるようにしたい。目指すはハリウッドのシステムだな、と思ったのです。もちろん、私が製作する作品には、出演もするつもりですよ(笑)」