元「幕末塾」沢井小次郎さん ハリウッドメジャー映画プロジェクト代表に転身していた
「透析か移植か、の選択を迫られました。透析だとやりたいことができなくなり、生きている甲斐がない、と悩んでいたところ、8歳年下の嫁ハンが『私の腎臓をあげる』と。嫁ハンは私が30代でC型肝炎で倒れインターフェロン治療を受けていたとき、献身的に看病してくれたある政治家の秘書。20年前に結婚しました。自分は結婚に向かないタイプだと思っていたので、結婚して自分でもビックリです(笑)。腎臓までくれて感謝しています」
夫人は、現在は小次郎さんの製作会社副社長を務める。
さて、原子力機関に勤める父と、草月流師範の母の間に東京で生まれた小次郎(本名:小澤伸次)さんは、高校中退後、水戸から上京。
88年、「幕末塾」に参加し、フジテレビ主催の「ナイスガイ・コンテスト・イン・ジャパン」で準グランプリに。
翌89年、秋元康プロデュースでTMネットワークのカバー曲「Come on Let's Dance」(NECアベニュー)で歌手デビュー。ドラマや舞台でも活躍した。
「去年1月、テレビ朝日のバラエティー番組『あいつ今何してる?』で、久々に10人中8人が集まりました。復活の話も出ましたが、私は難しいですね。放送後、私がこれまでハリウッドメジャー映画プロジェクトについてプレゼンテーションしてきた方たちから連絡がきて、スポンサーになってくれたんですよ」
横浜市内で、夫人と2人暮らし。
(取材・文=中野裕子)