ジャニーズを去る白波瀬傑氏が生涯背負い続ける業…43年前「17歳の少年」に説いたこと
■白波瀬氏が表舞台に出てこない本当の理由
小学生の頃にジャニー氏から性加害に遭ったと告白した服部吉次氏は、ジャニーズ事務所の1度目の記者会見について、こう憤っていた。
「白波瀬君が出ていない。なぜか? 彼は芝居ができないから。実に東山(紀之)もジュリー(藤島)も井ノ原(快彦)も演技プラン通りの芝居ができたと思う。でも白波瀬には無理なんだよね。公開の席で暴露されることは理屈じゃなく肌で分かっていると思う。僕の言っていることに腹が立ったんだったら出てこい。出せ!」
昨今話題の白波瀬氏とは、どんな人物なのか。ジャニーズ事務所が法人化された75年、メリー喜多川氏に誘われて渡辺プロダクションから移籍。豊川誕などのマネジャーを務めた後、メディア対応を引き受けることになった。
「事務所に都合が悪いことがあると、白波瀬さんから電話でクレームが入る。正当な主張ならわかりますけど、理不尽なことが多かった。例えば、ジャニーズのアイドルが事件を起こすと、ワイドショーの担当者に連絡して『短くね』などとプレッシャーをかける。中居正広や木村拓哉などのSMAPが歌やドラマだけでなく、バラエティーや情報番組にも進出した90年代半ば以降、白波瀬さんの"圧力"は強くなりました」(前出のテレビ局スタッフ)