朝ドラ「和っこの金メダル」主役・渡辺梓の今…長男は「PRODUCE 101」出身アイドルに
渡辺梓さん(女優・55歳)
NHK連続テレビ小説の主役は、スターへの登竜門。1989~90年に放送された「和っこの金メダル」で主役に抜擢された渡辺梓さんも、例に漏れず一気に高い人気・知名度を獲得した。主役交代でチャンスをつかんだ渡辺さんだが、最近はあまりテレビで見ない。どうしているのか。
■美術家の夫とアートスペースを運営
渡辺さんに会ったのは、横浜市末吉町にある古い2階家。渡辺さんと、美術家の夫・稲吉稔さんが運営するアートスペース「似て非ん家」だ。
「運送会社だったこの場所を7年前に安く借り、アートの発信やアーティストの交流の場にしよう、と稲吉さんと一緒にリノベーションしました」
渡辺さん、まずはこう言った。延べ床面積約170平方メートルのスペースに、和洋さまざまなタイプのテーブルやイスが置かれている。アルコールやコーヒーの提供も可能で、不定期でカフェとして使用することもあるという。
「2010年に都内から横浜に来たときは、こことは別の場所の、銀行だったビルを借りてリノベーションし、『似て非works』と名付けて運営を始めました。リノベといってもピカピカの新しいものにするのではなく、もとのサビやキズの味を生かす形で。古いものを、似て非なるものにアップサイクルして日常に生かすアート活動をしたい、と考えたんです。さまざまなアーティストが化学反応を起こす場所でしたが、4階建てと大きく運営が大変だったので16年に畳み、こちらへ。アコースティックライブや映画の撮影、私の朗読会など試行錯誤しています」