旧ジャニーズSMILE-UP.が社団法人設立のナゼ 懸念される“藤島ジュリー景子体制”の継続

公開日: 更新日:

 旧ジャニーズ事務所による連続児童性加害で、その補償に特化するはずのスマイルアップ社が一般社団法人を設立した。法人名は「マインドフル」、公式サイトでは「社会貢献活動を行う目的で」として、こううたっている。

「これまでの活動によってご縁をいただいた方々からも、継続したお付き合いにたくさんの期待の声をお寄せいただいていることから、『Smile Up! Project』の理念や実績を踏まえつつ、困難に直面する人が必要な支援を得られる環境作りを支援する活動を通じて、すべての人が自分らしく健やかで笑顔あふれる人生を送ることのできる社会の実現を目指してまいります」

 皆さまへの「感謝」「恩返しの意」なのだそうだ。しかし、その理念はともかく、性加害の被害者への補償に特化するはずではなかったのか。

 その補償も、被害者からは自分の存在すら否定するようなメール一本で、説明もなく訴えを退けられたとの訴えが続く。実名で、涙ながらにその苦しみを訴える姿もあったばかりだ。そもそも、スマイルアップの東山紀之社長(57)は昨秋の記者会見でこう宣言していた。

「被害を受けられた方々への補償をきちんと最後まで行い、廃業いたします」

 ジャニー喜多川氏の姪で、ジャニーズ事務所を引き継いだ藤島ジュリー景子氏(57)は声明文でこうコメントした。
《1人たりとも被害者を漏らすことなく、ケアしていきたいと思っております》

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  2. 2

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  3. 3

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  4. 4

    吉村知事の肝いり「空飛ぶクルマ」商用運航“完全消滅”…大阪万博いよいよ見どころなし

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  2. 7

    大谷ファンの審判は数多い あいさつ欠かさず、塁上での談笑や握手で懐柔されている

  3. 8

    小泉進次郎の“麻生詣で”にSNSでは落胆の声が急拡散…「古い自民党と決別する」はどうなった?

  4. 9

    ドジャース地区連覇なら大谷は「強制休養」の可能性…個人記録より“チーム世界一”が最優先

  5. 10

    ドジャース地区V逸なら大谷が“戦犯”扱いに…「50-50」達成の裏で気になるデータ