米大統領選「ハリスの楽勝はないのか」を考えてみた…バイデンが巧妙なアシスト

公開日: 更新日:

 民主党大会までギリギリの時点まで引っ張って、自らがハリスを後継候補に指名すれば、民主党はまとまらざるを得ない。事実、すんなり党内はハリスで結束した。

 ハリスのウリは、女性・黒人・アジア系で初めての副大統領で、彼女が大統領になれば、ヒラリー・クリントンができなかった女性の進出を阻む「ガラスの天井」をぶち破ることになる。

 アメリカ人は初めてが好きである。オバマしかり、ヒラリーも得票率ではトランプの46%を上回る48%を獲得したのである。

 ヒラリーは弁護士出身だがハリスは検事出身。カリフォルニア州司法長官、連邦上院議員から副大統領と、経歴に見劣りはない。相手を追及する舌鋒は鋭いという。

 外交経験不足を懸念する声があるが、人権問題には熱心で、イスラエル軍のガザ攻撃で多数の民間人の死者が出ていることを批判している。人工妊娠中絶の権利を認めようという姿勢は女性票取り込みに有利に働くはずだ。

 トランプ大統領実現に不安を抱いている黒人、ヒスパニック、現状に不満を抱いている若者たち、反トランプ派の白人まで取り込められれば、楽勝もあり得る。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  1. 6

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  2. 7

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  3. 8

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  4. 9

    永野芽郁&田中圭「終わりなき不倫騒動」で小栗旬社長の限界も露呈…自ら女性スキャンダルの過去

  5. 10

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋