俳優ふせえりさん 亡き父と約束したガルシア・マルケス「百年の孤独」読破
若い頃って世界の文学に挑もうとしても途中で置いておいちゃうこと、よくありますよね。
「落ち着いたら読もう」と思いつつ、若い時分は芝居を一生懸命やって忙しくて。役者の仕事がうまくいくとドラマの脚本、舞台の台本を次々に読まなきゃいけない。それも覚えるまで何度も読む。だから「百年の孤独」は本棚に放ったらかしになっちゃって。
30代になると、ありがたいことにますます忙しくなっていました。たまに時間が空いたら読もうかと思いますが、普通の本と違って作品世界に入り込むのに覚悟がいるんですよ。
途中まで読んだページから読み始めると「ブエンディアって人、誰だっけ?」とまるで思い出せず、やはり読むのをやめてしまう(笑)。
そのうち子どもができて「妊娠中ならゆっくり読める」と思っていたらツワリがひどくて、とても読書どころじゃなかった! 40代は子育てで大忙し。幼稚園から受験まであっという間で。