日本うんこ学会に聞いた 「排便」報告ゲーム考案のなぜ?

公開日: 更新日:

 課金の代わりに「排便」を報告すると、強いキャラクターが入手できる。日本うんこ学会が大腸菌を擬人化した敵と戦うスマホゲーム「うんコレ」の無料公開のため、クラウドファンディング「CAMPFIRE」で出資(目標金額300万円)を募っている。

 最大の特徴は、お金を払って強いアイテムなどを手に入れる手法(課金)が、お金ではなく、“うんこ”の色や大きさを報告すること。別にふざけたゲームではなく、大真面目も大真面目なゲームだ。

 実は、日本うんこ学会とは、大腸がん検診の普及啓蒙を目的に、医師などを中心に手弁当で集まった組織。会長を務める石井洋介氏も現役の消化器外科の医師だ。なぜ、こんな風変わりなゲームを作ってしまったのか。

「消化器外科医として大腸がんをはじめとする多くの消化器疾患の手術をしてきましたが、手術した頃にはがんが進行しきっていて助けられなかった患者さんが何人もいました。そこで日本うんこ学会が開発を進めてきたスマホゲームを無料で一般公開することで、病気が進行する前に体の変調に気付いてほしいのです」(石井会長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  2. 2

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 3

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 7

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  3. 8

    【今僕は倖せです】のジャケットに表れた沢田研二の「性格」と「気分」

  4. 9

    吉田拓郎の功績は「歌声」だけではない イノベーションの数々も別格なのだ

  5. 10

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑