非侵襲的検査の進歩が心臓治療の新しいエビデンスをつくる
非侵襲的検査が多く実施されるようになってきたことで、いままでつくられてきた検査のエビデンスもどんどん塗り替えられてきています。たとえば、心不全を1回でも起こしたことがある患者はバイパス手術と一緒に弁膜症も手術した方がいいとか、その弁の治療は弁置換術と弁形成術のどちらが望ましいといった新たなエビデンスがつくられてきています。非侵襲的検査を実施して治療に臨んだケースの結果を積み上げてデータベース化し、検討することで、非侵襲的検査の心臓治療に対する有効性がどんどん高まっているのです。
次回も心臓検査のお話を続けます。