【AGE】肉は生で焼くと5倍増、酢漬けにすると半分になる
【Q】老化現象や動脈硬化の真犯人であるAGEは、料理の仕方によって減らせると聞きました。本当ですか?
【A】本当です。AGE量は高温で調理すると激増することがわかっています。逆に一番AGEの発生が少ないのは「生」、次は「煮る」「ゆでる」、続いて「焼く」「揚げる」です。同じ量のポテトフライでも自宅で作ったものより、ハンバーガーショップのポテトフライの方がAGE量が高いのは、お店の方が高温で揚げるからだと考えられています。
とはいえ、焼いて食べることの多い肉や魚はどうすればいいのか、頭を悩ます人もいるかもしれません。
鍵を握るのは酢です。酢は穀物や果実が発酵することで作られます。血糖値や血圧同様、食品のAGE量を下げることがわかっています。酢に含まれるクエン酸やアミノ酸は疲労回復物質。それだけ取っても十分、体に良い食品です。ただし、酢は加工したものも多い。できるだけ天然のものを選びましょう。ポン酢は醤油などの塩分が入っており、私の言う酢とは別物だとお考えください。