著者のコラム一覧
北沢伊斉藤歯科医院院長

1977年7月8日、長野県生まれ。斉藤歯科医院院長。2003年に日本大学松戸歯学部を卒業。同年から同院に勤務し、13年から院長に就任した。若手歯科医師に向けたセミナーの講師を務め後進の育成にも取り組んでいる。日本口腔インプラント学会専門医。千葉県歯科医師会所属。

「麻酔」のテクニックは施術者によって大きく差が出る

公開日: 更新日:

 以前、麻酔が苦手な38歳の男性患者さんがいらっしゃいました。通院し始めてすぐの頃は、「麻酔をします」と伝えると、アッという間に顔から血の気が引き、冷や汗をかいていました。子供の頃からとがったものが苦手だということに加え、小学4年生のときに歯科医院で皆から寄ってたかって押さえつけられて麻酔を打たれたことによる恐怖心がずっと拭えずにいたそうです。そこで、治療をする前に歯と顎の模型を使い、どの辺りにどのように麻酔を打っていくのかを説明し、痛くない注射ができることをお伝えしました。最初は半信半疑だった患者さんは、説明を聞いているうちに平静さを取り戻し、納得して麻酔を打たせてくれて、その日を境に苦手だった麻酔を克服することができたと言ってくださいました。

 自分にとってストレスのない治療をしてくれる医院を探すことは、人生や生活の質を上げるための重要なポイントになる。僕はそう考えています。

(構成=小澤美佳)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  2. 2

    五輪ニッポン「破産」するスポーツ団体が続出か…JOCは早くも助成金の大幅減額通達

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  4. 4

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  5. 10

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは