入院7回心筋梗塞で手術4回 山岸伸さんは“病気のデパート”

公開日: 更新日:

 グリベック4錠ってのは日本人のMAX量で、ストップ(投薬中止療法)の治験を受けたこともある。でも、ボクは「薬をやめられない」という結果だったよ。

 副作用がつらい上、心筋梗塞で、さらに実は「黄色靱帯骨化症」という難病も抱えている。背骨に沿った黄色靱帯の一部が石灰化して、腰の神経を圧迫してる。今は経過観察中で、リスクを冒して手術して取り除いても、車イス生活になる可能性大らしい。

 前立腺もがんの疑いがあるって言われてて、今、1・5カ月に1回、2日間通院して血液検査なんかを続けてるんだけど、血液内科、糖分泌科、循環器科、泌尿器科、眼科……これを全部回る。アシスタントが迎えにきて連れていってくれるからいいけど、もしも一人で11年通院し続けなきゃいけなかったとしたら大変だったよ。入院だって全部で7回してるんだから。

 もちろんお金もかかる。

 グリベックは1錠8000円。1日4錠だとグリベックだけで3万2000円、2割負担で6400円。若い頃から保険にいっぱい入ってたから助かってるけど、今でも保険料だけで月15万円払ってるんだよ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」