薬を多量に処方する医者はダメなのか?
「あちらの病院、こちらの病院でそれぞれ薬をもらう場合、お薬手帳で管理しないと危ないですね。消炎鎮痛剤のロキソニンという薬があります。副作用で胃潰瘍ができたり、胃が荒れるといった人は少なくありません。このロキソニンは現在、薬局やネット販売でも購入できますが、後発医薬品(ジェネリック)として別の名でも販売されており、もし気付かずに重複して飲むと副作用が心配されます。患者さんに『薬を減らしたい』と言われれば、嫌な顔をする医者はいません。薬のメリットとデメリットを考慮し、適正に処方されているのか考えることが大事です」
少なくとも副作用をしっかり説明してくれる医者は信用できそうだ。
(構成=稲川美穂子)