著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

仲間をつくったら運動嫌いの人が三日坊主に終わらずに済んだ

公開日: 更新日:

 ご夫婦で何かを始めるのもいいですよ。Hさんご夫婦は、妻が最初にスポーツジムの体験会に参加しました。そのジムは、昨今人気の「暗闇フィットネス」。ミラーボールやムービングライトなどの演出を利用した、まるでクラブやライブハウスのような薄暗い空間で、大音量で音楽を聞きながらインストラクターの指導のもと、運動を行うというもの。これまでスポーツジムに入会しては“幽霊会員”となって退会する――を繰り返してきたHさんご夫婦。今までと違う内容に、妻は「これならできそう!」と思ったとか。

 夫の了解を得ずにいきなり夫婦2人分の申し込みをし、初日は夫を引っ張って参加。すると夫も好印象で、お互い誘い合ってジムに行くようになった。インストラクターがレッスンの間中、あおってくれるので楽しい。さらにインストラクターと親しくなると、家で2人でいる時も「インストラクターの○○さんがね」と話をするようになった。そうなると、よりジムが楽しくなり、通うようになる。最近では、トレーニングについての会話が日常的になされるそうです。翌日のジムを楽しむために、お酒好きのご夫婦ですが、やや控えめに飲むようになったといいます。

 仲間とやるのも、夫婦でやるのもちょっと……。こんな場合は、お金はかかりますが、パーソナルトレーナーの力を借りるのもいいと思います。マンツーマンでトレーニングの指導、栄養指導などをしてくれる人がパーソナルトレーナーになります。

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