首・肩<下>肩こり改善に必要な肩甲骨チェックと5つの体操
寝返りが打てないと、特定の部分に負担がかかり、その部分の血流が悪くなり疲れがたまる。それで朝起きたときの寝違えや腰痛が起こるのだ。
「体がこわばっていると自由な寝返りが打てないので、寝る前に肩と股関節のストレッチをする。また、肩と骨盤を合わせて、体が一体となって寝返りが打てるか、体をゴロゴロ転がして確認してから睡眠に入るといいでしょう」
頭や体が枕や布団に沈み込むと、寝返りが打ちづらくなるので適度な高さ、硬さのものを使う。分厚い掛け布団やサイズの合っていないパジャマなども、体が動きづらくなるので要注意だ。
「下がり鎖骨」も肩こりの原因になる。鎖骨は本来、左右が少し斜め上に上がったV字ラインを描いているが、下がり鎖骨は横一本のラインに水平化した状態。鎖骨は中央は胸骨、外側は肩甲骨とつながっているので、鎖骨が下がれば必ず肩甲骨も下がる。そして、鎖骨が下がるほど、肩こりの重症度が増すことが分かっているという。
下がり鎖骨は、スマホを使っているときの長時間の悪い姿勢、片側の肩にばかり重いカバンを掛けている習慣などがあると起こりやすいという。