新型コロナ「陽性」でも入院費用はタダとは限らない

公開日: 更新日:

 PCR検査の結果は「陽性」。新型コロナウイルスに感染していることが確定した。陽性の患者は原則、入院が義務付けられていたが、病院は飽和状態。医師から軽症と判断された患者は次第に自宅や宿泊施設で療養することになるが、重症なら話は別だ。入院する場合には、どれくらいの費用が必要か。

 新型コロナウイルスは指定感染症だから、入院した場合の医療費は公費負担。住まいのある地域の保健所に医療費公費負担申請書、入院勧告などの通知の写し、世帯員の各種所得証明書を提出すれば助成を受けられる。大半の家庭は入院費や治療費を払わずに済むが、市町村民税所得割(いわゆる住民税)の額が56万4000円を超える人は月額2万円を限度として一部自己負担がある。コロナだからといって、何でもかんでもタダとは思わない方がいい。

 入院に必要な物は洗面用具、パジャマ、着替え、タオル、ティッシュ、せっけんなど通常の入院と何ら変わらない。携帯電話や充電器も必需品だ。

 入るのは隔離病棟。4~6人部屋で、隣との仕切りはカーテン一枚というケースも。病院だから規則正しい生活を送るのはもちろんだが、治療以外に大きな制限があるわけではなさそう。部屋の外にある浴室でシャワーを浴びることもできるという。

(4月23日発売 日刊ゲンダイ「新型コロナ完全ガイド」より)

【連載】コロナ陽性患者が必ず経験する苦痛

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が