ウィズコロナで肝に銘じる 免疫力を正常に保つ6つの栄養素

公開日: 更新日:

「新型コロナについての報告もあります。インドネシアの論文で、感染して入院したが生還できた人の90%以上が血液中のビタミンD値が正常でしたが、亡くなった人の90%以上は低下または欠乏していたのです」

 亜鉛は、SARS(重症急性呼吸器症候群)の治療薬の研究で、亜鉛がウイルスのタンパク・RNA合成システムの転写因子RdRpを阻害し、ウイルス増殖を抑制することがわかっている。新型コロナは、遺伝子がSARSと酷使しているため、同様の効果が期待できる。

「マグネシウムやセレンは、細胞内のさまざまな代謝に深く関わり、健常な免疫機能を維持するのに必須の栄養素です」

 最後の1つ、スルフォラファンは抗ウイルス作用や、炎症の主要な誘導物質を強力に阻害し、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)による肺の炎症も緩和できることが動物実験で証明されている。

「いずれも食品から取れ、摂取しても体の害にならないという点も大きい。ビタミンCは壊れやすいこともあり、サプリメントからの摂取が効率がいいですが、ほかは食事で意識して毎日取ることで体の免疫力を上げ、ウイルスに強い体にすることができます」

 ビタミンDは紅ジャケやイワシの丸干し、亜鉛は牡蠣、セレンはマグロ、マグネシウムは納豆、スルフォラファンはブロッコリーやブロッコリースプラウトに多く含まれている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ