死亡者数に占める割合はインフル以下だが…元気な高齢者が危ない
「新型コロナウイルス感染症は間質性肺炎を引き起こす恐ろしい病気ですが、最近、新規感染者が激増している欧米のデータをみても、重症者の比率は予想よりも少ないことがわかっています。冬の寒さの影響や突然変異などへの注意は必要ですが、日常生活を取り戻すべき時期にきているのではないか、と思います」
そもそも、新型コロナの脅威は年齢や社会・生活様式によって変わるため、その対策をすればリスクは下げられるという。
ただし、インフルエンザとは完全に別の感染形態であり、さらに重病を起こすので、感染者の増加に応じた柔軟な見方と対応が必要だ。
「例えば、最大のリスクが年齢なのはどの国でも同じ。50代以上は急激に致死率が上がりますが、逆にそれ以下の人は感染しても重症化や亡くなる人が少ない。心臓血管病や腎臓病、糖尿病や高血圧などがある人は感染、重症化リスクが高いことなどがわかっています」
■ルールを守って活動再開を
もちろん感染機会の多い人は感染リスクが高い。