寝汗、悪夢、起床時の頭痛、高血糖は夜間低血糖の疑いあり
これ以外では、「夕食・就寝前のインスリン注射の量がいつもより多かった」「インスリン注射の部位を変えた」「いつもより長く激しい運動をした」など。一般的にはインスリン注射で多いのですが、内服薬でもSU剤を中心に低血糖が起こることがあるので注意が必要です。
夜間低血糖を起こすと寝汗をたくさんかいたり、嫌な夢を見たりします。
起きた時の頭痛、朝食後の血糖値が非常に高いなども見られます。
夜間低血糖を避けるには、リスクを高める行動を少しでも減らす。夕食の時間が遅くなりそうな時は途中でおにぎりを食べてください。また、夜の寝汗、悪夢、起床時の頭痛や血糖値の高さなどがあれば、夜間低血糖を起こしている可能性があります。主治医に相談してください。
一方、ご家族は、糖尿病患者さんが寝ている間に大汗をかいていたり寝言が頻繁だったりしたら、「低血糖の可能性があるかもしれないから、念のため主治医に相談したら」と伝えてください。 フラッシュグルコースモニタリング(FGM)といって、1日の血糖値の動きを調べられる機器も一般販売されています。それを使ってチェックするのもお勧めです。