死亡事故につながる熱中症は冬でも起こる…長風呂にリスク

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■40度以下のお湯に10分まで

 冬の風呂というと「ヒートショック」がよく知られている。入浴前後の急激な温度変化によって、血圧が大幅に上下動して心血管疾患などを引き起こし、死に至るアクシデントだ。

「これまで、入浴時の事故は浴室や更衣室の冷えと寒さが原因で心筋梗塞を起こすとされてきました。しかし、最近の研究で入浴中に意識を失い救急搬送された患者において心筋梗塞は1%以下だったことがわかりました。もちろんヒートショックへの注意は必要ですが、事故の90%近くは長時間の入浴による熱中症であることが示されています。冬の風呂で熱中症を起こさないためには、浴槽に張るお湯の温度を40度以下に設定し、お湯につかる時間は長くても10分までにとどめるようにしましょう」(梶本氏)

 寒いからこそ熱中症に注意すべし。

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