もうダメだと思った デンジャラス安田さん髄膜腫を振り返る

公開日: 更新日:

 いまどきなのでLINEやメールで画像や文字のやりとりはできましたが、子供たちが病院まで来てくれても3階の窓から手を振ることしかできないのが歯がゆかった。僕に見えるように大きな字で、「パパ、がんばって」と書いてくれた画用紙を見た時は本当にうれしかったです。

 声を大にして言いたいのは、月並みですけど「病院は早く行った方がいい!」ということ。腫瘍が良性だったのは結果論にすぎません。そう学んだので、じつは退院後に長年の「睡眠時無呼吸症候群」を治療すべく、呼吸器内科を受診し、今は「CPAP(シーパップ)」(気道が塞がらないように空気を送り込む装置)を付けて寝ています。おかげさまで高めだった血圧が少し下がりました。

(聞き手=松永詠美子)

▽1967年、東京都生まれ。郵便局員を経て芸能界へ。88年にノッチとお笑いコンビ「デンジャラス」を結成し、ツッコミを担当。「タモリのボキャブラ天国」などで人気を博す。2001年ごろから構成作家としても活動するようになり、ラジオやテレビで数々のお笑い番組を手掛けている。12年に19歳年下の女性と結婚し、現在3児の父。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」