補聴器をしたままお風呂に…という連絡に思わず「やった!」
しかし、それから1カ月ほどしたある日、「補聴器をしたままお風呂に入った」と慌てて連絡がきたのです。
私は、その瞬間「やった!」と思いました。普通なら水に濡れて故障を心配するところですが、その時は真っ先にうれしい思いが勝りました。つけたことも忘れ、お風呂に入った。補聴器が体の一部になったからです。
その後はもう補聴器が手放せなくなったよう。「息子が車の中で今日のご飯はハヤシライスが食べたいとボソッと言ったのが聞こえたんです」と話してくれました。
仕事では、ヘルプコールがあれば真っ先に対応できるようになり、プライベートも仕事もアクティブに過ごせるようになったとのこと。
補聴器は、ただ音が聞こえるようになる機械ではありません。人と話すことが楽しくなったり、人生をポジティブに楽しめるようになるひとつのツールだと考えています。